今回は、私KIMの英語コーチングへの想いや、私のバックグラウンドについてお話させていただきます(クリックありがとうございます!)。
大手英語コーチングスクールや、英会話学校、家庭教師などで約10年以上英語教育に携わってきました。英語を話せるようになって、仕事で活躍される方や、街で困っている外国人に声をかけて助けられるようになった、英語を話すことが抵抗がなくなり、話すのが楽しくなったと受講生さんからご報告をいただく度に、「この仕事をやっていて本当によかったな」とやりがいを感じています。
私自身が、英語を通じて感じた楽しさや喜び、やりがいを今度は周りの人にも伝えることが出来る、代わりに経験してもらえることができることが、コーチとして感じる一番のコーチングの醍醐味です。
ここからは私の英語遍歴についてお話をさせていただきます(長くなりますが…)。
英語は好きでも話せなかった学生時代
大学までは日本の公立の学校に通い、ザ普通の日本の英語教育を受けてきました。つまり、文法は得意、読むのも書くのもある程度できるが、話す聞くになった途端にまったくできないという典型的なパターンです。専攻は心理学だったので、英文科ではなく、英語とは全く関係ない科目でした。
元々高校生の時から英語は大好きで、大学の時は必須の英語の授業に加えて、追加で取れる英語のクラスはすべて取っていました。TOEICではある程度高いスコアが取れていましたが、会話はほとんどできないレベルでした。簡単な自己紹介はできても、普通の会話になると数ラリー続くのがやっと、ニュースなどで出てくる話題や政治の話題になると全くついていけず、理解すらできなかった状態です。
それでも小さい時から「アメリカに留学する」という夢、計画はずっと持っていたので、大学は日本で卒業して、大学院をアメリカで留学することを目指しました。アメリカに留学したかったのは、英語が話せるようになると、全世界のどんな人とでもコミュニケーションが取れるようになるからです。
それに併せて、クリスチャンであったため、キリスト教の一番のメインであるアメリカで神学を学びたいということで、アメリカ留学を目指していました。
普通の日本の大学を卒業し、それから留学に必要なTOEFLのスコアを上げることと、留学準備ということで、約1年半、フリーターのような形で黙々と一人で英語の勉強を続けました。
「留学本間に行くん?行けるの?」
他の周りの友達はみんな就職をしていく中、私だけは「留学に行く」と英語の勉強を続け、いわゆるフリーターのような形でした。大学の時からもずっと「本当に留学は行くの?」と周りから言われ、卒業した後はなおさら「本当に留学行けるの?」と言われることが多かったです。
周りのみんなは就職をして社会人になるから、一人で部屋にこもって毎日TOEFLのスコアアップのために英語を8時間ぐらい勉強し続ける日々が続き、大好きだった英語で泣くことになるとは思ってもみなかったです。
でもそんな中でも留学は必ず行くと決め、約1年ほど英語の勉強を集中し続けた結果、大学院の入学条件だったTOEFLスコアをようやく取り、推薦状と併せて無事に大学院合格をつかみ取りました。
半分も聞き取れなかった初めての講義で号泣
夢だった留学を決め、渡米し、初めて受けたのはアメリカの南部出身の教授の授業で、3時間ぶっ続けに聴くというものだったのですが、半分も理解できず、講義中はずっと「これが4年間続くの?全然聞き取れない。わからない。単位を一つでも落としたらビザ失格なのに、どうしよう。こんな状態で本当にどうしよう」とパニックになっていたのですが、授業終了のチャイムと共に号泣しました。
「せっかく叶えた留学の夢が終わるかも知れない。あんなに勉強していたのに全然わからない。」
それに加えてびっくりしたのが、周りの留学生がみんな英語を普通にばりばり話せるということ。私はたどたどしい英語で一生懸命話していたのですが、どの国からの留学生も普通にぺらぺらと話せていたのです。
そこで気づいたのが、留学前にTOEFLの勉強はしてきたけれども、実際の生の英語を話す、聞くの話すスピーキング、リスニングの学習が圧倒的に足りなかったこと。もっともっとリスニングとスピーキングの学習をすべきだったし、英会話レッスンなどで鍛えてから留学すべきだったという後悔でした。
背に腹は代えられないもので、そこからは英語と韓国語が完璧にできる韓国人の友達に授業のノートを借りたり、講義を全部録音してわからないところはすぐに講義後に何度も聞き直したりするなど地道な努力を重ねて、何とか1年で英語を聞くことに慣れ始めることができました。
英語を話せるようになるのに大事なのは話す練習
留学前も英語の勉強を1日8時間ほど頑張っていたのですが、それでもあまり話せなかったのは英語を話す練習自体はあまり取り入れなかったからです。きっと日本人の多くが英語を話せないのは、話す能力がないというよりは、実際に英語をあまり話す機会がない、練習をしていないからではないでしょうか。
英語が聞き取れないのも同じように、英語が聞けるようになるリスニングのトレーニングを積んでこなかったからということが大きいと思います。
留学に行ったから英語を話せるようになるのではないのです。逆に留学に行く前にある程度英語が聞けて話せるようになっていたら、もっともっと留学生活は充実していたものになっていたと思います。
留学や海外赴任などになる前から英語をある程度話せるようになること、聞けるようになることが大切です。それは、日本にいる今この環境でも実はできることなのです。
私のように悔しい思いをしないように、もし私と同じ悔しい思いを今されているならそれを乗り越えられるように一緒に頑張っていきたい、サポートをしたいという想いで、英語学習のサポートをさせていただいています。
英語を話せると、本当にいろいろな国の人と話せて、友達にもなれて、価値観の違いや文化の違いに驚きますし、それに触れ、知っていくのが本当におもしろく、視野も広がっていきます。ぜひその楽しさを実感していただきたい、というのが私の心からの願いです。
長い文章をお読みいただきありがとうございました!
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